1タラントの人
すなわち、それぞれの能力に応じて、ある者には五タラント、ある者には二タラント、ある者には一タラントを与えて、旅に出た。 五タラントを渡された者は、すぐに行って、それで商売をして、ほかに五タラントをもうけた。 二タラントの者も同様にして、ほかに二タラントをもうけた。 しかし、一タラントを渡された者は、行って地を掘り、主人の金を隠しておいた。 (マタイによる福音書 25:15-18)
恐れを抱いて
頂いたわずかな1タラントすら隠してしまっておいた人は
帰ってきた主に持っている1タラントさえ取り上げられてしまう
イエス様に全てを委ね
神様の恵みを豊かに受け
この世で主の光として輝いている人を見ると
思わず妬みを覚えてしまう
それに比べ
なんと私の小さくみすぼらしいことだろうか
自分の愚かさゆえ失敗を繰り返してしまう自分
神様と世の間でどっちつかずの歩みを繰り返してきた自分
自分の能力を生かさず神様の栄光を表すことが出来ず
恐れてばかりいる自分
前へ踏み出せない自分
ふと気づくと周囲の人は自分から距離を置き
いつの間にかひとりぼっち
何のために生まれてきたのだろう
私は1タラントの人
しかし
などかわ5タラントの人より
神様の愛がすくないといえよう
神様の恵みが少ないと言えよう
世においては不平等が蔓延しているが
主においてはみんな
神様からの価値は等しい
私は1タラントでもいい
ただただ神様にそんな自分を今は感謝しています
ひとにはそれぞれ
主に与えられた持ち分があり
1タラントの人には1タラントの人の役割がある
主と共に1タラントの人生を全うしたものには
主は大変に喜ばれる
主に自分の全てを捧げ
委ねることで
1タラントの私は
深い安らぎに包まれ
恐れはいつしか消えていた
気づくとそこには
私を中心に人の輪ができていた